立つ鳥跡を濁さずという言葉もありますが、退職するのであればぜひとも円満退社を目指したいもの。今回は、保健師の方向けに円満退職の方法を解説していきます。
保健師の仕事はメリットも多いですが、看護師資格やスキルを活かせない、精神疾患や児童虐待など重い問題を扱わなければいけないこともある…といったデメリットもあります。このような場合、退職したいと考えても無理はありません。退職理由が曖昧であったり、ネガティブな理由だと、上司から引き留められる可能性があります。また、職場や人間関係への不満が理由の場合は、そのまま伝えると、転職先にも辞めた理由が伝わってしまう可能性があります。そこで、ネガティブな理由を、ポジティブに言い換えてみましょう。ポジティブで前向きな理由ならば、上司から納得されやすく、引き留められる可能性が低くなるでしょう。円満退職したくても、こじれてしまい辞めるに辞められなくなったというケースもあるので、退職理由の伝え方には注意が必要です。
たとえば、職場の人間関係が原因で辞めたい場合、それを直接上司に伝えると、「我慢が足りない」「もっと努力できるのではないか」と捉えられてしまうかもしれません。どの組織でも大なり小なり人間関係の問題は抱えているので、退職理由を人間関係とするのはおすすめできません。また、どの職種でもいえますが、退職理由は直属の上司に伝えましょう。上司に話す前に同僚や先輩に話したり、所長に話してしまうと、上司は部下を管理できていないと判断されてしまい、顔をつぶすことになります。遺恨を残さず円満退職するよう気をつけてください。